パン屋っていい香り

パン屋を巡るのが大好きです。いわゆるホームベーカリーのこじんまりとしたお店がいいんですよね。昔ながらのあんぱんとかクリームぱんとか並んでるのを見るとついついたくさん買ってしまいます。

子供の頃はメロンパンが好きでした。甘い香りとフワフワの食感で美味しいんですよね。パン屋に行ったら必ずメロンパンを買ってました。

大人になってからは、明太子フランスにハマっています。ピリっと辛くて、固めのフランスパンとの相性が抜群なんですよね。

いつものようにパン屋で買い物をしていると、お母さんと男の子の親子2人が店内にいました。男の子は大きな声で「メロンパン買ってー!」と叫んでました。自分も子供の頃メロンパン大好きだったから気持ち分かるなぁと思ってたんですけど、お母さんは買ってくれる様子がありません。どうやら菓子パンよりも惣菜パンを買う予定だったみたいでメロンパンは買うつもりが無かったみたいです。

すると男の子も負けじと「買ってよー!」と泣き始めました。そんなに広くない店内で、男の子の泣き声だけが響いていました。お母さんはため息をついてメロンパンが置いてある方へ向かいました。これは、男の子が勝利したなと確信しました。お母さんがトングをメロンパンに近づけます。そしてお母さんは言い放ちました。

「泣けば買うと思ってんでしょ?買ーわーなーいー」

男の子も近くにいた私も拍子抜けでした。男の子の泣き声がさらにヒートアップしたのは言うまでもありません。ですが、お母さんは何も言わず冷静にレジへ向かいました。

お母さんにとっては日常茶飯事だったのでしょう。母親は強くて偉大だとその時に思いました。

まさかパン屋でこんな人生経験を積むなんて思ってもみませんでした。

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